1999年10月30日(土)
発表会の写真とテープ
このまえのフルートレッスン日に、9月の発表会の写真とカセットテープをもらいました。写真はきれいに撮影されていてとても気に入っています。自分自身の演奏姿を確認できるのはこういう機会しかないので、とても貴重な写真だと思っています。写真を見ると、自然にフルートをかまえていて、よかったです。
テープは聴くのには、ちょっと勇気がいりましたが聴いてみました。自分自身でこういう風に演奏しているだろうと、思っていた通りだったので、ホッとしています。もし自分が思っていたのと全然違う演奏だったら困るなあ、と思っていたのです。
テープには、私のソロ曲のみしか収録されていませんでした。本当はアンサンブルの曲も録音されていたら、先生のフルートも入っているし、音色も聞き比べられたから、より良かったのにな、とその点だけ少し残念でした。
1999年10月24日(日)
「お父さんのためのピアノ講座」
NHK趣味悠々では、今まで音楽講座がとてもたくさんありました。どの楽器の講座でも、私はほとんど見てきました。今、放送している、斎藤雅広さんが講師の「お父さんのためのピアノ講座」は、とても丁寧な解説で気に入っています。
私の親の世代では「ピアノを弾きたい」という願望はかなり強くあるようで、このような番組には興味があるようなのです。でも、以前に放送していた「ピアノでポップスを」では、生徒さんがすごくさらさらと演奏していて、まったくの初心者向けではないな、と思っていました。
斎藤さんの講座は、指番号やペダルの踏み方など、生徒さんがこつをつかめるように、レッスンされていますし、斎藤さんの模範演奏もたくさん聴けて、楽しい番組です。
1999年10月16日(土)
「オルガンの家で」
9日にNHKで放送されたドラマ「オルガンの家で」を見ました。パイプオルガンを題材にしたドラマだったのですが、とても素晴らしかったです。パイプオルガンの一本のパイプを耳にあてて、風に吹かれて出る音を、静かに聴いている姿がとても印象に残りました。
ドラマの中で、「パイプオルガンは風の音」という表現がありましたが、これはフルートにもあてはまるなあ、と思いながら聞いていました。ピアニストを目指す主人公に、お母さんが言った「自分の音を見つけてほしい。」という言葉がとても素敵でした。
音楽への愛情が静かに伝わってくるドラマで、私はとても気に入りました。このドラマを見る前に、パイプオルガンの生の音をコンサートで聴いていて、良かったです。
1999年10月9日(土)
初心の頃
私はフルートの個人レッスンをうけています。時間は40分で、レッスン時刻はきっちりきまっているのですが、先週までは私の後のレッスン時間は誰もレッスンする人がいませんでした。先週新しい生徒さんが、来られました。
その方は、フルートを吹くのがまったく初めてということで、楽器選びからはじめていました。その人の様子を見ていると、私自身がフルートを始めた頃のことを思い出しました。何年かフルートを続けていると、だんだんと新鮮な気持ちがうすれてきます。
新しい楽器を買った時や、1冊の教則本が終わって次の教則本に入る時は、わくわくした気持ちになるのですが、最近は少し初心者の頃の気持ちを忘れかけていました。私はまだフルート歴は短い方だと思うので、これからも楽しく、長くフルートを続けていきたいです。
1999年10月2日(土)
チケット売り場
秋のコンサートシーズンがやってきました。私はまえから思っていたのですが、コンサートチケットの売り場の人は、どうしてあんなに愛想が悪いのでしょう。演奏家の方の名前を読み違えるというのもあります。私がいつも買っている売り場だけがそうなのでしょうか。
パユは、カタカナの名前ですから、読み間違えられるということはないのですが、日本人の演奏家の方だと、名前を読み間違えられる場合があり、好きな演奏家の方だと、なんだか腹だたしく思ってしまいます。
インターネットでチケットを買うことができるところも、少しずつ増えているみたいですが、まだまだ電話をふくめて、対面方式で買うことが多いです。どの公演でも、インターネットでチケットを買えるようになるといいな、と思っています。
1999年9月25日(土)
発表会が終わりました
9月23日の、私のフルート発表会が無事に終わりました。会場は大阪国際交流センターだったのですが、私が今までに出た発表会の会場の中では、一番きれいな建物で気に入りました。ただ、楽屋がなくて、音出しは舞台そでのピアノ置き場でするしかなかったのがちょっと不安でした。
発表会がはじまるとそこでは音出しが出来ないので、私のソロ出番の直前には先生に言われて、なんとトイレの中で音出しをしました。もちろん誰もいなかったのでできたのですが。
曲のカデンツの部分では、ホールの響きがはっきりと聞こえて良かったです。今までには経験したことがないことでした。でも本番ではカデンツに入ったとたんに、なぜかフルートを持つ手が震えだしてきてちょっとあせりましたが、数小節進むとおさまってホッとしました。先生にも「あの震えでくずれなくて良かったですね。」と言われました。充実した発表会で良かったです。
1999年9月18日(土)
アンサンブルパートは2ndです
私は普段はひとりでフルートの練習をしていて、アンサンブルの経験はほとんどありません。今度の発表会で、フルート3本のアンサンブルの曲を演奏することになりました。私のパートは2ndです。
「2ndというのは、1stと3rdの間で、どちらともあわせつつ演奏しなければならないので、3本のアンサンブルでは一番難しいパートです。」と、先生に言われました。そういえば、昔合唱団にいた時、私はメゾソプラノのパートで、3声の時は真ん中になり、同じことを言われていたのを思い出しました。
本格的にフルートアンサンブルをしようとすると、アンサンブルならではの色々な約束事があるようです。今度の発表会は、アンサンブルをすることに意義があるという感じで、楽しもうと思います。
1999年9月12日(日)
メトロノーム
私はメトロノームを使って練習する方法があまり上手ではなくて、先生には、「メトロノームを使っての練習は大切ですが、メトロノームをかけると正確なテンポをとれるけど、かけなかったらテンポがくずれるようではだめですよ。」と言われます。
今度の発表会の曲でも、「イメージで吹きすぎている。(楽譜よりもイメージが先行している。)」と言われたので、自分の演奏を録音してメトロノームをかけながら聴いてみると、テンポがすごく乱れていて自分で驚いてしまいました。
最近は、ようやく心の中で正確なテンポをとりつつ吹けるようになってきたので、はじめてのピアノとの合わせ練習の時も、初めてにしてはピアノとよくあって、ホッとしました。
1999年9月4日(土)
和太鼓奏者 林 英哲さん
2000年2月から3月にパユと共演される和太鼓奏者の林英哲さんが、8月29日放送のNHK「ステージドア」に出演されていたのを見ました。私の今までの和太鼓のイメージは、お祭りの時に頭にハチマキをまいて集団でたたくという感じでした。
でも、ひとりで和太鼓を演奏されている姿を見ると、迫力もあるし、ピアニストと共演されたこともあるそうで、ひきこまれました。「和太鼓は音程がなく、強弱だけで表現するので、モノクロの世界だけど、表現力はある」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
パユのフルートと和太鼓が同じ舞台に立っている風景を想像するだけでも、とても面白いです。どんなコンサートになるのか今からとても楽しみです。
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