1999年2月28日(日)
譜面台の高さ
私は、フルートの個人レッスンを受けています。レッスンは時間が何時から何時と決まっていて、人と人の間にすきまなくレッスンが続いています。私の前にももちろん別の方がフルートレッスンを受けているのですが、私が心地よい譜面台の高さよりもずいぶん高くなっているので、いつも低くします。
先生によると、高い譜面台を好む生徒さんが多いらしく、生徒の中で私の譜面台の高さが一番低いそうです。私は、あまりにも譜面台が高いと、圧迫感を感じるので低めにしています。
フルートのリサイタルを見に行っても、譜面台をものすごく高くして演奏されるフルーティストの方を、ほとんど見たことがないように記憶しています。それにしても、譜面台の高さが少し違ってもフルートが吹きにくくなるのは面白いですね。
1999年2月20日(土)
幸せを感じる音
フルートのCDを聴く時、私はフルートを習っているので、音色がどうだとか、ビブラートがどうだとか理屈っぽく、聴きがちになります。私が最初に買ったパユのCDは「巴里の誘惑」なのですが、買ってすぐに聴いた時は、そんな風に聴いていました。
でも、ある時元気がなくて、パユのモーツァルトのCDをかけながら、寝込んでいた時に、すごく幸せ気分になったことがありました。その時から私はパユのフルートの音を「幸せを感じる音」と呼んでいます。CDの聴き方を変えて、「巴里の誘惑」のCDをまた聴いてみると、パユのフルートの素晴らしさがより大きく感じられました。
演奏家の方が、「音楽は心で聴いて欲しい。」とおっしゃったのを聞いたことがあったのですが、その意味が少し分かったような気がしました。
1999年2月13日(土)
幾何学模様
2月11日に、12人のアカペラ合唱団「シャンティクリア」のコンサートに、ザ・シンフォニーホールへ行ってきました。演奏が始まる前の舞台上には、譜面台も椅子も、何ひとつ物が置いていなくてその光景がすごく新鮮に思えました。
そして開演時間になると、12人が一直線に並んで舞台に出てきて、パッと半円形になってひとりが一音を声に出すとすぐにみんなが歌い始めるのです。曲によって、円になったり、二重の半円になったり、それがとてもきれいな幾何学模様でとても印象に残っています。
演奏もとても素晴らしく、一曲目が始まった時、教会にいるような清らかな気分になりました。ホールの空気が一変するのです。人の声の魅力を再認識しました。
1999年2月6日(土)
花束
私がよく通う、ザ・シンフォニーホールでは、演奏の終わりに舞台のそでから、係の人が花束を持って出てきて、演奏者に渡していました。私はその時の演奏者のしぐさや表情を見るのがとても好きです。花束を持ってきた人と、握手する人もいます。オーケストラの指揮者や、協奏曲のソリストに渡されたときは、オーケストラのメンバーにその花束を手渡す人もいます。晴れやかな雰囲気で、その様子を見ているだけで、とても楽しいのです。
でも、最近、その花束贈呈がなくなってしまいました。ザ・シンフォニーホールでは、客席からの花束手渡しは禁止されているので、舞台上での花束贈呈もないと、なんだか寂しい気分がします。
ホールごとに花束事情は、違うと思うのですが、皆さんが通われるコンサートホールでは、いかがですか。
1998年1月27日(水)
パユとの出会い
このたび、パユの情報を集めた私設サイトを開設することになりました。皆さん、よろしくお願いします。
今から思えば、1996年11月にどうしてパユのコンサートに行こうと思ったのか、自分でも不思議な気がしています。その時はパユのことを全然知りませんでした。私はフルートを習っていますから、フルーティストのコンサートにはなるべく行くようにはしていましたが、それでも全部が全部行くわけではありません。
結局、この時のコンサートチラシのパユの姿が見に行こうと思ったきっかけなのかなあ、と思います。パユがフルートを持っている写真ですが、コンサート用の衣装ではないような服装で新鮮に感じたのかもしれません。ちらし裏面のパユのプロフィールを読んだのは、コンサートチケットを買った後でした。この時、パユのコンサートを見に行っていて本当に良かったと思っています。
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