2002年12月22日(日)
1年をふりかえって
今年は、パユが日本に3回来てくださいましたし、ベスト盤のCDも発売されて、充実した年だったな、と思います。その中でもトップニュースは、パユが「徹子の部屋」に出演されたことです。
「徹子の部屋」をさかいに、トップページのアクセス数もかなり多くなり、たくさんの方に見に来ていただけて、嬉しい年でした。その反面、掲示板を続けていくかどうか迷った時期もあって、私の中では、揺れた年でもありました。
揺れながらも、今年の頭から発行したメールマガジンを、今まで続けることができて良かったです。来年もよろしくお願いします。
2002年12月15日(日)
サックス
12/10付け読売新聞の「顔」の欄に、クラシックサックス奏者のためのサックス国際コンクールで、初めて日本人として優勝した方が紹介されていました。サックスというと、私にとってはやはりクラシックの印象はうすいです。
サックスは楽器の歴史も、まだ浅くて、オーケストラの楽器に入っていないから、クラシックの楽器というイメージが少ないのでしょう。
記事の中に「フランスの巨匠マルセル・ミュールのCDを聴き、上品で、木の響きがする演奏に魅せられ」とありました。サックスで木の響きとはどんなのだろうと、興味を持ちました。
2002年12月7日(土)
新しい演奏家を見つける
先月に行われたロン=ティボー国際音楽コンクールで日本人ヴァイオリニストが優勝しました。新しい日本人演奏家がどんどんとあらわれるなという印象です。
国際コンクールで優勝した演奏家ときけば、やはり演奏を聴きたいと思います。でも、優勝したからということではなく、自分で新しいお気に入りの演奏家を見つけたいな、という気持ちもあります。宝塚歌劇で、新人の時に将来トップになる人を見つけるような感じでです。
私も、一時期は1年間に50回のコンサートを聴きに行っていた頃がありました。今は、生のコンサートを聴きに行く回数は減ってしまっていますが、またもう少し色々なコンサートを聴くようにしたいなと思うこの頃です。
2002年11月30日(土)
泥の中から
「音楽の友 12月号」の、Peopleのページで、米良美一さんのお話の記事を読みました。大スランプ期を乗り越えられたというお話で、印象に残りました。
「蓮は泥の中から水面に花を咲かせるんですけれど、その泥が汚ければ汚いほど大輪の花を咲かせるそうなんです。」という部分を読んで、晴れやかな気分になりました。
精神的にのらないような気分の時でも、悩んだ時にも、この文を見ると元気になれるような気がしました。
2002年11月23日(土)
CEO
やっとパユのベストアルバム「エマニュエル・イン・ポートレイト」を手に入れました。音は今まで出たCDのものですが、CDについている冊子の文章を楽しく読みました。
木幡一誠さんの文章です。「もしミュージシャンの道を歩まなかったとしても、あの頭脳と行動力と人望の高さによって、いずれ世界第一線企業のCEOにでも昇りつめたかもしれない・・・。」とあって、CEOという発想は、私には全然なかったので、この文を見た時はすごく気分よくなりました。
木幡さんの文章は、好きです。ベスト盤の文章はけっこう分量もあって、読みごたえがあって、とても良かったです。
2002年11月16日(土)
似顔絵
11月14日放送の「TVチャンピオン-似顔絵職人選手権」を見ていました。その決勝戦ではお題の人の似顔絵を2枚描いて、お題ごとに投票で1番人気が高かった似顔絵職人さんに1ポイントというものでした。
それで、「アーティスト」というお題がありました。決勝戦は3人で競っていたのですが、その時に、そのうちにひとりが、小澤征爾さんの似顔絵を描いたのです。クラシックの人を、こうして似顔絵にしてくれるなんて本当に嬉しかったです。
しかも、投票数が、もっとも多かったのです。小澤征爾さんを描いた方は、チャンピオンになれなかったのですが、でも、私の心の中ではこの方が一番好きな職人さんでした。
2002年11月10日(日)
インテリア
昔、新聞のどこかのエッセイで、「私は楽器を演奏しないのに、部屋に譜面台を置いている。それを見た人から、"何の楽器を演奏されるのですか?"と必ず聞かれる。演奏しないとは答えにくく、適当にはぐらかす。」という内容のものがありました。
これを読んで、インテリアとして譜面台を置いているなんて、おしゃれだな、と思いました。私がフルート発表会で行ったホールで、一度だけマンハセットの譜面台だったホールがありました。この譜面台はすごく気に入って、演奏もけっこう気分良くできました。
こういうものひとつでも、気分が変わる感じがしました。譜面台に楽譜が置いてあるインテリアだと一層素敵だと思います。
2002年11月2日(土)
めざせ国際音楽コンクール
日本経済新聞の"ドキュメント挑戦"の欄で、「めざせ国際音楽コンクール」と題した、19回にわたっての連載が昨日(11/1)で終わりました。
ずっと興味深く読んでいましたが、一番印象に残っているのは、ピアニストの木村綾子さんについての文章でした。ご自分でサイトを作成されて、コンクールの体験記などを書かれているということで、私もそのサイトを見にいきました。 文章も面白く読み応えがすごくあって、とても良いです。
新聞記事の連載のしめくくりは、「日本ではコンクールしか開かれた門はないのが現実」という文でした。私は聴く立場なのでこういうことを考えた事はあまりなかったですが、欧米と日本は違って、そうなのかと、この連載を読んで考えさせられました。
・現在の音楽エッセイに戻る