日時:2000年7月16日(日) 会場:ザ・シンフォニーホール
演奏者:エミリー・ベイノン(フルート)、安楽真理子(ハープ)
プログラム:ドップラー/ザマラ:カシルダ幻想曲、ドビュッシー:「小組曲」より小舟にて、ドビュッシー:夢、ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、ドビュッシー:パンの笛、ドビュッシー:月の光、アイルランド民謡:グリーンスリーブス、中田喜直:夏の思い出、山田耕筰:待ちぼうけ、ニーノ・ロータ:フルートとハープのためのソナタ、フォーレ:シチリアーナ、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ビゼー:アルルの女より「メヌエット」、ボーン:カルメン幻想曲 アンコール:フォーレ:テスト曲(コンセルヴァトワールで初見練習した曲で、日本語タイトルは分かりませんとのことでした。)、浜辺の歌 |
エミリー・ベイノンの第一音を聴いた印象は、つやつやした輝かしい音色だなあ、ということでした。今回私は、2階のDD列で聴いていたのですが、フルートは音の響きが聞こえてくるという感じのことが多いのですが、エミリー・ベイノンの音は、直線的に直接聞こえてくるイメージで、とても力強かったです。元気な時に聴くと、より元気になれるような音楽でした。
1曲目のカシルダ幻想曲が終わった後に、エミリー・ベイノンが「どうもありがとうございました。」と日本語でお話されて、その後は「日本語で話せる言葉はこれしかない。」ということで、英語で話されたことをハープの安楽さんが通訳されました。曲目説明が丁寧で、とても良かったです。
4曲が終わったあとに、おふたりが舞台上手奥の方に消えていったので、どうしたのかなと思っていると、5曲目の「パンの笛」(フルート独奏)は、エミリー・ベイノンが舞台に姿を見せずに舞台裏で演奏されました。まろやかな音色で良かったです。
前半最後2曲の、日本の歌も、この曲にふさわしい音色での演奏でした。後半最初に、ハープの楽器説明がありました。
今回のプログラムは、フルートの有名曲が多かったので、私自身も演奏したことがある曲もあって、音色の変化をつけ方がはっきり分かって、良かったです。
おふたりのお話もたくさんあって、お客さんに楽しんでもらおうという意気込みが感じられて、とても良い演奏会でした。
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