吉野直子、ハーゲン、シュルツ−トリオの夜

日時:1999年6月30日(水) 会場:いずみホール

演奏者:吉野直子(ハープ)、ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)、ウォルフガング・シュルツ(フルート)

プログラム:グバイドゥーリナ:「喜びと悲しみの園」、ブリテン:「ラクリメ−ダウランドの歌曲の投影」、武満徹:「海へ3」
武満徹:「そして、それが風であることを知った」、ストラウ゛ィンスキー:「エレジー」、ドビュッシー:「シリンクス」、ドビュッシー:「フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ」
アンコール:ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」
 このコンサートは、吉野直子さんが好きなことと、フルーティストのシュルツの演奏を一度聴いてみたかったことで、チケットを買いました。買った時は、曲目を見ていなかったのですが、いざ会場に行って聴くと、現代曲ばかりで聴くのが大変でした。

 私が現代曲を聴きなれていないこともあるのですが、ドビュッシーの曲を一番最初にしてもらった方が私個人的には、よかったなと思います。でもプログラムがすすむうちに、なんとなく慣れてきて現代曲の面白さもほんの少しですが感じられるようになってきました。

 武満 徹さんの「海へ3」はアルトフルートとハープの曲でしたが、私はアルトフルート1本の演奏を聴くのは初めてでとても印象に残りました。

 聴いたことがない曲ばかりが続く中で、聴いたことがあるドビュッシーのシリンクスの曲になったときは、ほっとした気分になりました。シュルツのフルートの音色はしっとりとしているな、と思いました。

 ヴィオラのハーゲンは、初めてでしたが、音色はとても気にいりました。演奏者は皆さん一流で素晴らしい演奏だということはすごく分かるのですが、今日のプログラムは聴きなじみがなく、聴くだけで本当に大変でした。

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