日時:1999年4月23日(金) 会場:いずみホール
演奏者:長原幸太(ヴァイオリン)、西條貴人(ホルン)、萩原次己(バリトン)、藤井香織(フルート)、松本和将(ピアノ)
プログラム:サン=サーンス:「ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 作品75」、グリエール:「ホルン協奏曲 作品91」、シューベルト:「竪琴弾きの歌」、ヴォルフ:「新しい愛」、ヴォルフ:「心よ、考えよ」、ヴォルフ:「庭師」、ヴォルフ:「こうのとりの使い」、シューベルト:「序奏としおれた花による変奏曲 ホ短調 作品160」、ショパン:「バラード 第1番 ト短調 作品23」、「バラード 第4番 ヘ短調 作品52」 |
日本音楽コンクールの受賞者発表会は、毎年この時期にいずみホールであるので、いつも聴きに行きたいなあ、とは思っていたのですが行けずじまいで、今年初めてでした。今年の受賞者の中には、もともと知っていた人もいて、とても楽しみにしていたコンサートでした。
トップのヴァイオリンの長原さんの演奏は、こちらにせまってくるような迫力のある演奏でとても気に入りました。ピアノ伴奏もとても情熱的で、かなり興奮した良い演奏でした。長原さんのリサイタルにはいつか行ってみたいです。
ホルンソロの生演奏は、初めて聴きましたが、フルートとは楽器の響き方が全然ちがって、スイスの山に来たみたいな感じがしました。演奏中に、楽器の一部をはずして水滴を落とす様子には、オーケストラでの演奏中にも見たことがありましたが、ソロだと目立つのでちょっとびっくりしますが、面白い光景でした。
バリトンの方も、とても良い声でとても気に入りました。気持ちよくなる声です。私はあまり歌のコンサートには行かないのですが、なかなかいいものだな、と思いました。萩原さんは関西出身だからでしょうか、登場された時の拍手が一番大きいような気がしました。
フルートコンサートの感想のページなのに、今回はフルートの感想は書けませんでしたが、それだけ他の楽器の方が印象が強かったということでした。最後は、ホルン以外の4人の方が舞台上に出てこられて、花束贈呈がありました。今日の演奏者の方には、これからどんどんと活躍していただきたいです。
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