音楽エッセイ
2004/7/31
シンクロと音楽
先週放送の「N響アワー」で、小谷実可子さんがゲストで、今までにシンクロで演技をされた曲と想い出について語っていらっしゃいました。その時に出てきた曲が、「蝶々夫人」「カルメンのハバネラ」「ボレロ」「バッハ:トッカータとフーガ」でした。
シンクロ音楽専門の作曲家もいらっしゃるようですが、小谷さんの場合は、印象に残る大会での音楽はクラシックが多いそうです。
音楽にあわせて演技をするスポーツといえば、シンクロのほかには、フィギュアスケートもそうですが、選曲の感じが、シンクロとスケートでは、なんとなく違うな、と思いました。シンクロの方が、「こんな曲を選ぶのか。」というような驚きがあるような気がします。
2004年07月24日
バックミュージック
毎日新聞夕刊には、「今月私の3枚」というコーナーがあり、3人の方がおすすめの3枚のCDを紹介しています。7月20日には、ふたりの方が2003年11月のライブ録音されたアーノンクール指揮、モーツァルト:レクイエムを推薦されていました。ふたりの方が推薦されるということは、かなりいいCDなのだな、と思いました。
ところで、モーツァルトのレクイエムといえば、先週からはじまった江口洋介主演のドラマ「逃亡者」で、主人公が護送されるシーンで、モーツァルトのレクイエムからラクリモーサがバックミュージックで流れていました。
刑事ものや推理もののドラマでは、護送される場面はよくあると思います。あのシーンで、どうしてレクイエムが流れていたのか、意味がよく分かりませんでした。今でも疑問に思っています。
2004/7/18日
芸術家と医者
お医者さんが書かれた「医者の涙、患者の涙」という本を本屋さんで手にとりました。私は、医学関係の物語は見ますが、お医者さんが書いたエッセイはめったに読みません。どうしてこの本を読もうかと思ったかといいますと、本のタイトルの「涙」という言葉にひかれたのと、本の帯にマンガの絵が描かれていたからです。
この本の中に、「世界を見渡すと、芸術家と医者はつながりが多い。」というところ(P.84)で、「ダッタン人の踊り」の作曲家も、医者だった、と書いてありました。ボロディンが病院に勤めていたというのは、今回はじめて知りました。
これが書かれていた章は、医者の権力闘争の話から、急に芸術家と医者の話になるのですが、この本自体は、なかなか興味深く読めます。
2004/7/10土
モーツァルト 奇跡の響き
先週、ビートたけしの司会で、モーツァルトに関する番組がありました。私も見ました。まずこの番組について思ったのが、今年はモーツァルトの生誕何年、没後何年にあたる年でもないのに、誰がどのようにこの企画をもってきたのかな、ということでした。
「モーツァルトは医療現場でも使われている。」と言われると、かなり聴きたくなってきました。実際にモーツァルトのCDは、番組の影響で、番組の最後に演奏していたピアノ協奏曲第20番を含めてありとあらゆるモーツァルトのCDが売れているようです。
今、AmazonのクラシックCDランキングトップ25を見ても、25枚中半分以上がモーツァルトのCDです。1週間経過してもこれだけ売れているのですから、番組の放送直後には、きっと25枚全部がモーツァルトのCDだったのでしょう。
2004/7/3土
電子チケット
先週、大阪のシンフォニーホールにパユのコンサートチケットを買いに行きました。今まで、シンフォニーホールでのパユのチケットは、印刷してあるものだったのですが、今回のは、台紙にパソコンで文字を打ち出すタイプのもの、つまり文字がジジジとぎざぎざしているチケットでした。
昔のコンサートチケットは、チケット自体のデザインも凝っていて、写真が入っていたりと、チケットそのものでも楽しめたのですが、それがコンピューターで文字を打ち出す方式になってきて、これからもしも電子チケットが一般的になると、チケットが手元に残るということもなくなっていくのでしょうか。
想い出として残すには、チケットが紙で残るのが、いいものなのですが。
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