音楽エッセイ

2004/5/29土

上手のウソ

 "あなたの人生はワクワクすることにある"という内容の本「ソース」を読んでいると、「誰もが信じているウソ」の章に「上手のウソ」の項がありました。P.95に「誰でも好きなことがあります。(中略)自分を表現するためにあるのです。」という文があって、とても励まされました。

 私は、調子が悪くなった時に、「フルートは趣味だけど、続けていて何になるのかな。」と思ったことがありました。こんな風に思うということは、フルートをはじめた時の気持ちを忘れているということですね。

 この項には、1940-50年代に活躍したジャズピアノストのエロール・ガーナーは楽譜が読めなかったですが、でも、ということで、紹介されています。


2004/5/22土

世にも奇妙な職業案内

 本屋さんをぶらぶらしていると、不思議な写真の表紙の本を偶然見かけました。何をしている写真だろうと思って、本の中をぱらぱらと見ていると、珍しい職業がいろいろと紹介されていました。

 その中で、楽譜をめくる、譜めくりも紹介されていました。私は、譜めくりは、アルバイトのようなもので、この仕事を専門にしている人がいるとは思っていませんでしたが、いらっしゃるのですね。

 他には、ラジオで流れる音楽を楽譜に書きおこす仕事もありました。作曲家が書いた楽譜をきれいに書く写譜というのは聞いたことがありますが、いろいろな仕事があるものだな、と、この本を読んで驚くばかりでした。


2004/5/15土

ウェブログ

 最近、ウェブログが流行しはじめていますので、私も興味を持っています。倉木麻衣さんがウェブログで、文章を書かれているそうで、アクセス数はものすごいらしいです。ご本人が書いている文章なら、ファンなら当然読みたくなります。

 クラシック音楽について書かれているブログは、いくつかあるようですが、クラシック演奏家の方が書かれているブログは、まだなかなか少ないような気がします。ブログなら、自由にリンクができますので、有名な方にもリンクができて、いいな、と思います。

 私は、ブログの用語を調べて少し分かるようになったのは、最近です。私も、近々、ブログで文章を書きたいと思っています。


2004/5/8土

オペらくご

 5月7日放送の「徹子の部屋」で、落語家の桂小米朝さんが出演されていました。小米朝さんは、毎週日曜日に、関西地方でラジオ放送されている「ザ・シンフォニーホールアワー」の司会をされています。パユの演奏が放送された時もあって、その時には「パユくん」と呼んでいらっしゃいました。クラシック音楽の番組とは思えないような楽しい番組なので、関西地方以外の方には聞いていただけないのが残念です。

 私は、ラジオで、小米朝さんの声だけを聴いていて、写真は拝見したことがあったのですが、動いて話していらっしゃる映像を見たのは5月7日がはじめてでした。ずっと声だけ聞いていると、お顔と一致するまでに時間がかかりました。

 小米朝さんは、「フィガロの結婚」を落語でするというような、オペらくごをされているそうで、その一部を「徹子の部屋」で見ましたが、フィガロの結婚というのは、こういう話だったのか、とよく分かりました。オペラと落語を組み合わせるとは、本当に大阪らしいです。


2004/5/1土

ウォーキング

 第9回日本フルートコンクールびわ湖を聴きに行ってきました。55人ぐらいの演奏者の演奏を一気に聴きました。さまざまな音色、演奏があることはさることながら、演奏者が、演奏位置につくまでに歩いてくるスピードも歩き方もそれぞれで、見ていて面白かったです。

 ウォーキングドクター、デューク更家さんの「何万人もの歩き方を見てきたので、今は歩き方を見るだけで、その人の性格が分かる。」という言葉を思い出しました。

 私は、もちろん、歩き方で性格が分かるということはありませんが、かっこよく歩いている人は、演奏も上手に聴こえてくるような気がするので、不思議です。


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