音楽エッセイ

2004/2/28土

マンガで読む「涙」の構造

 "マンガで読む「涙」の構造"という本の目次を見て、まず、第6章の愛と悲しみとロマンスを読もうかな、とページをくっていると、ちょうどその章の直前に「神童」というマンガの絵が見えました。

 このマンガは、ピアニストの話のようですが、私はマンガ自体はまったく知りませんでした。でもこの本に「耳が聞こえなくなって、はじめて神の音が聞こえた。」という内容が書いてあって、音楽を音が出ないマンガで表現するというのは、ただでさえ難しいのに、「神の音」なんてどんな音だろう、とすごく興味を持ちました。

 この本にもマンガのひとこまが掲載されていましたが、そのひとこまを見るだけでは、上手な絵にも見えませんでしたが、「神童」のマンガの感想を読むと、「クラシック音楽をしている人でも満足できる。」と書いてあるので、読みたくなってしまいました。


2004/2/21土

甲野善紀さん

 昨日届いた雑誌「ザ・フルート 第68号」を読んでいると、武術家の甲野善紀さんがとりあげられていました。甲野善紀さんのことは、以前からいろいろなところで、お名前は聞いていました。

 武術とはあまり関係なさそうなメールマガジンなど(例えばコーチングの本質の50号)でも、よく見かけていましたので、一度本を読んでみたいな、と思っていましたが、まだ読んだことがありませんでした。

 フルートの雑誌で、記事を読むことができるとは想像していませんでしたので、意外でしたが、よかったです。"「ため、うねり」をなくそう"というのが、なるほどな、と思いました。 


2004/2/14土

心のうるおい

 2月8日放送の「週刊ブックレビュー」に、作家の石田衣良さんが出演されていました。公開録画でしたので、会場の人が石田さんに質問をされていたのですが、その中で「石田さんは何かの記事で"あなたは1年間に何回泣きましたか?"とおっしゃっていましたが、石田さんご自身は何回泣かれましたか。」という質問がありました。

 答えは、「自分で文章を書きながら泣いてしまう。」というお話で、泣きながら書くなんてすごいな、と驚いてしまいました。音楽の場合には、涙を流しながらは、演奏できないですし、作曲をするにしても、曲をつくりながら泣くことはまずないと思いますから。

 「普段の生活では心が乾いてくるから、小説を読んだりするのは、心のうるおいを求めてするわけですよね。」とおっしゃっていました。私は小説はあまり読みませんけれど、こう言われると読みたくなりますし、音楽を聴くのも「どうして聴くのかな。」と思うこともときどきありますが、「心にうるおいを。」と言われると、いい気分で聴けます。


2004/2/7土

地上波

 2月1日にNHK教育の「芸術劇場」で、パユの演奏が放送されて、アクセス数が普段の何倍もあり、予想外で驚いています。以前に「徹子の部屋」にパユが出演された時も、かなりのアクセス数でしたが、その時と同じぐらいの数でした。パユの生コンサートがある日よりも、多い数です。

 今まで、パユの演奏が、BS2やラジオで放送されても、アクセス数に変化はほとんどありませんでした。唯一、BS2で、NHK交響楽団との共演の模様が放送された時だけは、少しアクセス数があがりました。ですから、演奏が放送されても、見ている人が興味を持ってくれることはあまりなく、「徹子の部屋」のようにお話をしないかぎりは、新しいファンを増やすのは難しいのだと、ずっと思っていました。

 でも、今回のアクセス数を見ていて、衛星放送と地上波では、見ている人の数が桁違いなんだな、ということを実感しました。今年の秋には、NHK交響楽団とパユとの共演がありますので、ぜひNHKの地上波で放送していただきたいな、と希望しています。


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