音楽エッセイ
2003/3/30日
祝・アカデミー賞受賞 「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞を受賞したことをうけて、NHK「クローズアップ現代」で、受賞までの軌跡を放送していました。
英語のセリフも、口の動きとあうようにかなり気を配られて、主題歌が、アメリカでも日本語のままということでした。日本語のままの主題歌というのが、嬉しいな、と思いました。
私は「もののけ姫」の8ケ国音声のDVDを買いましたが、たしかに主題歌が日本語ではなく、英語になるとメロディーが同じでも、歌の雰囲気が変わります。
2003/3/22土
鳥獣戯画 3月19日に、NHKで、過去の「日曜美術館」が放送されていました。手塚治虫さんが、「鳥獣戯画」についてお話されていた回です。
間宮芳生作曲の「鳥獣戯画」は、小さい頃、私が合唱団にいた時に歌ったことがある曲ですが、「鳥獣戯画」の絵巻についての知識はほとんどありませんでしたので、この番組を見ました。
手塚さんが「この絵巻は世界に誇れるもので、シンプルな線で面白く表現されていて、今のまんがに通じるものがある。」とお話されていました。この絵巻のことを詳しく知って、音楽の鳥獣戯画を聴くと、もっと面白く聴けるな、と思いました。
2003/3/15土
「小さな小さなオペラハウス」 先日、本屋さんをうろうろとしていたら、平積みの本ではなかったのですが、「トニーとサリーの小さな小さなオペラハウス」という本の題名にひかれました。タイトルを見たときには、小説なのかな、と思いましたが、手にとって帯を見ると、実話だということでした。
ニューヨークにあるオペラハウスをつくった人のお話でした。このオペラハウスは観光案内の本にも掲載されていないということで、この本の著者の方が偶然見つけたらしいです。
私は小説よりも、実話ものの本の方が好きなので、興味を持ちました。あまり知られていないものを本に書いて、たくさんの人に知ってもらえるような仕事はとても素敵だな、と思います。
2003/3/8土
「脳トレ」 Amazonの和書トップ100を見ていたら、「脳トレ−最先端の脳科学研究に基づく28のトレーニング」が売上ランキング1位で、ある本屋さんに立ち寄ったら置いてあったので読んでみました。
この本の原題は、"Mozart's Brain and the Fighter Pilot"で、邦題が原題から離れてしまっていますが、本の中には、芸術と脳についての章がありました。「音楽を聴くことで脳にあたえる影響は、私たちの想像以上に大きい」ということが書かれていて、この文を読むと、音楽をものすごく聴きたくなりました。
モーツァルトの音楽を特にほめてあります。モーツァルトがいいというのは、よく聞く話ですが、この本を読むと、一段とモーツァルトは素晴らしさを感じました。
2003/3/2日
完全な音楽家
2/25付の毎日新聞夕刊で、「ある『完全な音楽家』の肖像」の本紹介がされていたのに目がとまりました。
インタビューもたくさん掲載されているようです。"音楽の読み取り方から「日本人の視線はいちいち細部に停止する」という日本人論に至る"ことも書かれているようで、私はこういう音楽以外についての文章の方に興味があります。
この音楽家の名前は、アンリエット・ピュイグ=ロジェで、私は初めて聞きました。新聞に顔写真が掲載されていましたが、穏やかそうな表情の方です。
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