音楽エッセイ
2002年
2002/9/28土
世界の劇場 「音楽の友」には、"音楽の殿堂"という連載が毎月掲載されていますが、私はこのページの写真を見るのがとても好きなのです。ひとくちにホールといっても、雰囲気がいろいろあって、素敵です。世界の劇場の写真集は、ないのかな、とよく思います。
写真と文は、木之下晃さんです。木之下さんの写真集は、昔、朝比奈隆さんの写真集を買ったことがあります。写真は同じ被写体でも、カメラマンによって全然違うできあがりになるので、面白いな、と思います。
日本の音楽ホールも、建築物としても素敵なホールがたくさんあるので、日本のホールの写真集も見てみたい気がします。
2002/9/21土
音づくり
9月17日付読売新聞の夕刊にあった、「音づくりの過程楽しむ子供たち」という見出しの記事にひかれました。ワークショップでの話が書かれているのですが、「異なる本を同時に音読し、音を重ね合わせていく。」とか、なかなか面白いことをしているな、と思いました。
音は目に見えないけれど、人の心を響かせられる不思議なものだと思います。子供たちの感想が書かれていたのですが、その中に「音楽ってピアノやフルートだと思っていた」というのがありました。
ここで、ピアノやヴァイオリンと言わずに、「フルート」と言ってくれたことがなんだか嬉しかったです。
2002/9/14土
フィンランド 9月12日放送の「アンビリバボー」で、フィンランドのクフモ室内楽音楽祭をふたりの若者がつくっていったという話をしていました。
私にとっては、フィンランドといえば、神戸国際フルートコンクールでパユと一緒に1位だったペトリ・アランコと、ピアニストの舘野泉さんを思い浮かべるくらいでそれほど親しみがありませんでしたが、映像を見ているとクフモは本当にゆったりとした気分になれるような風景でいいな、と思いました。
この音楽祭もはじめの頃は大変だったようですが、続けていたことで、発展していってすごいな、と思いました。クフモ音楽祭をつくった新井淑子さん演奏のシベリウスのCDを聴いてみたいと思いました。
2002/9/7土
「フルート、天使の歌」 先日、ムラマツにフルートの調整に行きました。待ち時間があるので、お店の中を見ていたら、山形由美さんの著書「フルート、天使の歌」が目にとまりました。山形さんが本を出版されたのはまえから知っていたのですが、雑誌などの本の解説文を見ても、本を読もうという気にはならず、読んでいませんでした。
ムラマツでは、とにかく時間があるので、手にとって読んでみました。目次を見て、気になるところを読んでみたら、これがすごく良かったのです。音楽事務所との関係でこんなに苦労されているとは全然知らず、驚きもあり、ひきこまれました。
山形さんが気孔を習うようになって、その先生に「由美さんはなぜフルートを演奏しているのですか?」とたずねられるくだりが一番印象に残っています。
1.トップページ
2.プロフィール
3.演奏会情報
4.CD情報
5.掲示板
6.マスコミ
7.リンク集
8.音楽エッセイ
9.演奏会感想