音楽エッセイ
2002年

2002/7/27土

ガラスアート

 今日、テレビ東京「TVチャンピオン」で、ガラス職人選手権の放送を見ていたら、ガラスで楽器をつくる勝負がありました。4人の選手が、ヴァイオリン、ハンドベル、ホルン、ウクレレをつくっていました。

 ホルンのような複雑な形をガラスでつくるのは、本当にすごいな、と思いました。ガラスのヴァイオリンもけっこう気に入りました。やわらかいラインと、木目の雰囲気がよく出ていることと、大きいガラスのヴァイオリンは、なかなか見る機会がないかな、と思ったからです。

 ガラスアートは、一発勝負で、やりなおしがきかないところが、音楽の生演奏と同じで緊張感があって、いいな、と思いました。


2002/7/21日

フラワーコーディネーター 7月19日放送の「運命のダダダダーン」を見ていたら、「徹子の部屋」のフラワーコーディネーターの方が出演されていました。パユが「徹子の部屋」に出演された時の花もとても華やかで日本的なイメージなのかな、と思いながら見ていました。

 それで、番組内の問題は、"「徹子の部屋」に高倉健さんが出演された時、みやこわすれの花束を健さんにプレセントした後、健さんがしたことは?"でした。正解は、"花束の中から一輪花をぬいて、花束を渡した方にプレゼントした"で、正解者はひとりしかいませんでした。

 私はこの正解は分かりました。数年前に京都市交響楽団のテレビ放送を見ていたときに、フルート協奏曲が演奏されて、そのフルーティストの方が、受け取った花束から一輪ずつぬいてオーケストラの女性奏者に渡していたからです。この時は客席からどよめきがおこっていましたし、私もいまだに忘れられない光景です。


2002/7/14日

はじまりの合図

 7月13日に初めて、横浜みなとみらいホールに行きました。コンサートがはじまる時の合図の音を聞いた時に、「お寺の鐘の音なのかな。」と思ったのですが、後半がはじまる時にもこの音が鳴って
船が出る時のドラの音だということが分かりました。

 横浜だからですね。駅からホールに行く途中のアーケードも、海外にいるような雰囲気でいいな、と思いました。

 ホールによって、はじまりの合図の音はそれぞれで、面白いです。今回の横浜も印象に残りましたが、関西のホールでは、秋篠音楽堂のはじまりの合図の音が、気に入ったことを覚えています。


2002/7/6土

「あなたを忘れることは私の名前を忘れること」

 先週、ムラマツから届いた「MURAMATSU FLUTE INFORMATION vol.34」を呼んでいると、CD新譜案内のページの一番目に、グラウゴーという作曲家のCDが掲載されていて、そのタイトルが「あなたを忘れることは私の名前を忘れること」でした。

 クラシックCDのタイトルで、印象に残るものは少ないのですが、このタイトルは忘れられないです。

 このタイトルを見たときに、「こんなことを言ってもらえたら泣けてくるな。」と思ってタイトルに感動してしまいました。説明文を読むと、このタイトルは詩の一節から取られているらしいですが、どんな詩なのでしょう。詩全体を読んでみたくなりました。


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