音楽エッセイ
2001年2月分

2001/2/25日

CDラック NHK趣味悠々の「はじめてのウッドファニチャー」で、CDラックを作るということを新聞のテレビ欄で知って、見てみました。ひとくちにCDラックといっても、いろいろなタイプのものがあるので、どんなものを作るのかな、と楽しみにしていました。

 私がイメージしていたのは、とにかくたくさんの枚数を収納できる箱タイプのものでしたが、実際には、立てられた2枚の板のあいだに、2本の棒を通すタイプのもので、本も置けるものでした。考えてみれば、自分で木を切って作るのですから、あまりにも複雑なものは作れないですね。

 番組で作っていたものだと、枚数はあまり収納できませんが、部屋のインテリアという点では、おしゃれで、木のぬくもりも感じられて、いいなと思いました。


2001/2/18日

 先週の「サザエさん」を見ていましたら、「昔、波平さんとフネさんが銭湯に行った時に、一緒に出る合図として波平さんがある曲を歌っていた。」「でも、フネさんも実は何の曲が分からなかった。」との話題がありました。

 「最近は泥棒が多いのでそれを我が家の合い言葉にしよう。」との提案が出たのですが、波平さんもなかなか何の曲だったかを言いたがりません。私も見ながら、フネさんが分からなかったということは、流行歌ではないだろうし、一体何の曲だろうと思っていました。

 答えは、「ヴェルディのリゴレット」でした。サザエさんにヴェルディとは、正直ちょっと驚いてしまいました。「浅草オペラでよくかかっていた」そうです。今年はヴェルディの没後100年なので、それにかけた話なのでしょう。「この曲は、我が家には高尚すぎて合い言葉にはならないね。」というカツオの言葉がおちで、浅草オペラというものも私は初めて知って面白い話でした。


2001/2/10土

ハンドベルの響き

 2/9に、いずみホールへチェンバー・リンギング・ソロイスツのコンサートに行ってきました。今まで何度もテレビで演奏を聴いていて、ぜひ一度生で聴いていたいとおもっていましたので、今回念願がかなってとても楽しみにしていました。

 生演奏は、空気中でハンドベルの音が重なり合っている響きが実感できて、素晴らしかったです。曲と曲の間には、テレビでは司会の人にカメラが向いていて分かりませんでしたが、ハンドベルを並べ直すのにかなり時間がかかっていて、その姿を見ることができたのも興味深かったです。

 バッハの「G線上のアリア」のようなクラシックから、ピアソラの曲、そして映画音楽と多彩なプログラムで、ハンドベルをたくさん持ち替える技もたくさん見ることができて、最高に良かったです。楽しめました。


2001/2/3

メトロミュージシャン

 先日、NHKの「地球に乾杯」という番組で、パリの地下鉄ミュージシャンについて特集していました。私はパリの地下鉄で、音楽を演奏している人たちがいるということを今回初めて知りました。

 オーディションもあり、音楽の日常へのとけこみ方が、日本とは全然違うな、と感じました。また、いろいろなミュージシャンの方の人生に、すごく感じるものがありました。

 パリといえば、私はエッフェル塔のイメージばかりが強くあるのですが、今度パリに行く時には、地下鉄に乗って、このメトロミュージシャンたちの演奏を生で聴いてみたいと思いました。


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