パユのコンサート感想
2000年11月11日
会場:サントリーホール
共演:共演:東京交響楽団(指揮 パーヴォ・ヤルヴィ)
プログラム・ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容・モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313・ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番 ロ短調 作品54
アンコール ・アンデルセン:エチュード作品15-3・ステインハンマル:カンタータ歌から間奏曲
感想:サントリーホールへは、10年ぐらい前に一度行ったことがあるだけで、どんなホールだったのか、記憶もほとんどなく、今回が初めてのようなものでした。
パユが登場した、モーツァルトの感想のみ書きます。 パユが、燕尾服に蝶ネクタイで登場。私の席は2階LD5列3番で、舞台からかなり遠い席で聴いていました。音色が快く美しく響いてきて、特にカデンツはパユの魅力をぞんぶんに感じられて最高でした。
協奏曲の場合は、譜面台がありませんので、パユは演奏しながらかなりの移動範囲で、動きながら演奏されていました。その姿にも「次はどう動くのだろう。」と思うぐらい引き込まれるものがありました。
この日のサントリーホールは、お客さんがほぼ満員で、パユが舞台袖にもどってまた舞台に登場し、礼をしてという流れにそって、拍手がうねる波のように大きくなったり小さくなったりするのは、音楽のようで、長い拍手の波を聞いているだけで、気分がもりあがってきました。たくさんのお客さんがいるホールで、音楽を聴けるのは本当に素晴らしいと思いました。
私がよく出かけるシンフォニーホールでは、休憩時間に入るときにはライトが徐々に明るくなって、休憩に入るんだな、ということが分かりますが、サントリーホールは、休憩に入るときに、たくさんの非常出口の緑色のランプがいっせいについて、急に現実にひきもどされる感じでした。初めて行くホールでは、さまざまな発見があって面白いです。
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