本
ヴァイオリンとテニス
7月に、松岡修造著「伝わる! 修造トーク 一瞬で心をつかむ「話し方」60のルール」を買っていましたが、今まで読んでいなくてようやく読み終えました。この本には、錦織圭選手の話も出てきますが、錦織選手が活躍している今の時期に読んだのも、何かの縁なのかな、と思います。
さて、この本の中で、松岡さんが子供にテニスを教える時のことが書かれています。そこに、「バックハンドなら、ヴァイオリンを弾く動作をさせて、「弓を持っているその手の感覚がバックハンドだよ」と教え、ラケットを持たせます」とあります。「普通じゃ考えられないような喩えであればあるほど、聞き手の心をつかむことができる」という考えからだそうです。ヴァイオリンとテニスは、面白い組み合わせですね。
私は話し方の本を何冊か読みましたが、この本は、松岡修造さんが、「VTRをご覧ください」という紋切り型の言葉は使わないと書かれている通り、ありきたりの話はなく、とても良かったです。インタビューをする側の話としても、興味深い話がたくさんありました。