クラシック音楽入門本

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　「クラシック音楽が好きな自分」に変わる20の方法を読みました。この本は電子書籍で、紙の本ではありません。これまでにも、クラシック音楽の入門本は、数々あったと思います。でも、それを読んでクラシック音楽を聞いてみようと思う人は、どれくらいいるのだろう、という内容のものがほとんどでした。

　でも、この電子書籍は、著者がクラシック音楽を聴き始めてから半年ということで、クラシック音楽に興味を持つようになった過程の描写が、等身大でとても良かったです。この著者の方は、きっかけがブルックナーの交響曲です。かなり珍しいですよね。クラシック音楽をあつかったマンガや小説の紹介も参考になりました。

　それから、「長い曲を聴くのは大変なので、YouTubeで短い部分を繰り返して聞きましょう」という話は、専門家は絶対に書かないことですけれども、クラシック音楽を聴くのに慣れていない人には、有益なアドバイスではないでしょうか。紙の本を出版するのには、莫大なお金がかかりますが、電子書籍はそんなことはないため、こういう本も登場するのだな、と電子書籍の価値を改めて感じました。

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