ブリアコフのマスタークラスに行ってきました(2022年6月19日)
6月19日に、デニス・ブリアコフのマスタークラスに行ってきました。ブリアコフのお話を書いておきます。生徒さんは、3人でした。
ドヴィエンヌ: フルート協奏曲 第7番
フレーズの感覚は良いが、music effectがどうか、と思う。強弱のコントラストは必要だが、
(最初のフルートの4音)
スタッカートが、いつも短すぎる。自然なスペースが必要。メロデ
スタッカートなしで、レガートで演奏してみて下さい。(演奏)
平坦に聴こえます。フレーズの頂点にフォーカスを。
モーツァルト:フルート協奏曲第1番でも、しっくりとくる音の長
(ここからは、ほとんど音の話)
音程を合わす時は、まず、自分が一番良い音を出す。それから、チ
明るい音ばかり吹けても、暗い音は吹けないので、まず暗い音を作
くちびるの両端がかたく、緊張しすぎで、上くちびるに空気が入っ
タファネル: フランチェスカ・ダ・リミニによるファンタジー
力強くて、良かった。
ピッチはどう感じましたか。冷房で寒い、ピアノが高めですが。最
オーケストラでフルートは高い音を受け持つので、フルートの音は
曲の冒頭は、ピアノがミステリアスに入るので、フルートも、その
フルートが細かく演奏する部分は、ピアノがメインなので、フルー
その後の exciting partは、等しくフォルテではない。どこにフレーズが向かって
最後のトリルが長く続いた後のフォルテッシモで、息がもたなくな
クーラウ: 「オイリアンテ」の主題による変奏曲
情熱を感じる演奏で良かった。ピアノも難しいが、とても良かった
ダイナミクスとは何か? 子供の頃は、フォルテは強く、ピアノは弱くと言われたが、そうで
メトロポリタンで演奏していた時、歌手は、4,000人のホール
スタッカートにスラーがかかっているのと、テヌートにスラーがか
ブレスは息がなくなったからするのではなく、フレーズを感じさせ
アーティキュレーションは大切だが、とらわれすぎないこと。フレ
変奏曲は、速いパートが多く、表現力が劣りがちなので、気をつけ
タファネルとゴーベールのスケールの中でも、音楽表現を意識する