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以前の音楽エッセイのページで、久石譲さんの初映画監督作品、「カルテット」のことを書いたことがありました。久石譲さんのこの映画の中の音楽も聴いてみたかったですし、見てみたいな、とは思っていましたがそのままになっていました。
先日、アマゾンのサイトを見ていたら、日本映画のDVD(アニメ以外)にも、英語字幕がついているものがけっこうたくさんあることを知りました。役所広司さん出演の映画には英語字幕がついていることが多いらしいです。
それで「カルテット」のDVDにも、英語字幕がついているようだということが分かりました。そういえば、この作品も海外の映画祭に出品していたな、と思い出しました。英語字幕がついているということで、改めてカルテットにひかれたのでした。
私は声にとても興味があります。ですから、声に関する物語も好きです。例えば、松本清張の「声」や、手塚治虫のブラックジャックで、もとの声をとりもどそうとする作品「悲鳴」などです。さて、先日、本やさんに行った時、「人生の勝者になる!声の出し方・話し方」というタイトルの本があり、この「声」という部分にひかれて手に取りました。
何気なくパッと開いたページ(P.159)に、「音楽業界では聴衆は最初の3音を聴いてその曲を聴くかどうかを決めている。」と書かれていて、そう言われればそうかな、と思いました。フルートを聴く時でも、最初の一音でその人の音色を判断している自分がいます。
でも、私がフルートを演奏する時はどうかとなると、先生にも「途中のこのあたりからいい音になってきた」と言われることもありますし、なかなか最初からいい音色を出すのはやはり難しいです。
お風呂でも使える ポータブルスピーカー |
先週本やさんに行った時に、表紙のイラストが気に入って手にとった本がありました。「脳が若返る30の方法」という本です。目次を見ていたら、「音楽をいつもと違う方法で聴いてみる」とありました。これを見た時に、違う方法というのは、「体操しながら聴くのかな。」と思いながら、そのページをくりました。
違う方法というのは、「お風呂でCDを聴いてみたらどうですか。」ということでした。お風呂で本や新聞を読むとか、ラジオを聴く人がいるというのは、聞いたことがありましたが、CDをかけるというのは、思い付きませんでした。
本には「防水CDプレイヤーは売っているから。」と書いてありました。防水CDプレイヤーがあるということ自体に、私は脳に刺激を受けました。
「芸はソプラノを助ける」という見出しで、4/3付日本経済新聞夕刊に、ソプラノ歌手についての記事がありました。3人のソプラノ歌手が紹介されていましたが、その中の鈴木慶江さんが「多くの歌手が"完成品"として世に出るのに対し、声の成長過程をみてもらえる私は幸せ。」と言われていました。
過程を見てもらえるという考え方もできるんだな、と感心しました。「過程をみせる」ということで、ひとつ思い出したことがあります。かなり前ですが、「情熱大陸」の番組で、アーティストの村上隆さんが、パリで個展を開くという時の映像でした。
個展に出す大きなアートの彩色が雑で、「これを個展には出せない。」と思うのですが、塗り直していると個展に間に合わなくなってしまう、どうするかという時に、結局個展会場で、何人もの人間で、はしごをかけて、そのアートを描いている様子をお客さんに見せたのです。お客さんも「アートを作っているところが見られるなんてわくわくします。」と言っていました。考え方の転換がすごいな、と思いました。
「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞を受賞したことをうけて、NHK「クローズアップ現代」で、受賞までの軌跡を放送していました。
英語のセリフも、口の動きとあうようにかなり気を配られて、主題歌が、アメリカでも日本語のままということでした。日本語のままの主題歌というのが、嬉しいな、と思いました。
私は「もののけ姫」の8ケ国音声のDVDを買いましたが、たしかに主題歌が日本語ではなく、英語になるとメロディーが同じでも、歌の雰囲気が変わります。
3月19日に、NHKで、過去の「日曜美術館」が放送されていました。手塚治虫さんが、「鳥獣戯画」についてお話されていた回です。
間宮芳生作曲の「鳥獣戯画」は、小さい頃、私が合唱団にいた時に歌ったことがある曲ですが、「鳥獣戯画」の絵巻についての知識はほとんどありませんでしたので、この番組を見ました。
手塚さんが「この絵巻は世界に誇れるもので、シンプルな線で面白く表現されていて、今のまんがに通じるものがある。」とお話されていました。この絵巻のことを詳しく知って、音楽の鳥獣戯画を聴くと、もっと面白く聴けるな、と思いました。
先日、本屋さんをうろうろとしていたら、平積みの本ではなかったのですが、「トニーとサリーの小さな小さなオペラハウス」という本の題名にひかれました。タイトルを見たときには、小説なのかな、と思いましたが、手にとって帯を見ると、実話だということでした。
ニューヨークにあるオペラハウスをつくった人のお話でした。このオペラハウスは観光案内の本にも掲載されていないということで、この本の著者の方が偶然見つけたらしいです。
私は小説よりも、実話ものの本の方が好きなので、興味を持ちました。あまり知られていないものを本に書いて、たくさんの人に知ってもらえるような仕事はとても素敵だな、と思います。
Amazonの和書トップ100を見ていたら、「脳トレ−最先端の脳科学研究に基づく28のトレーニング」が売上ランキング1位で、ある本屋さんに立ち寄ったら置いてあったので読んでみました。
この本の原題は、"Mozart's Brain and the Fighter Pilot"で、邦題が原題から離れてしまっていますが、本の中には、芸術と脳についての章がありました。「音楽を聴くことで脳にあたえる影響は、私たちの想像以上に大きい」ということが書かれていて、この文を読むと、音楽をものすごく聴きたくなりました。
モーツァルトの音楽を特にほめてあります。モーツァルトがいいというのは、よく聞く話ですが、この本を読むと、一段とモーツァルトは素晴らしさを感じました。
2/25付の毎日新聞夕刊で、「ある『完全な音楽家』の肖像」の本紹介がされていたのに目がとまりました。
インタビューもたくさん掲載されているようです。"音楽の読み取り方から「日本人の視線はいちいち細部に停止する」という日本人論に至る"ことも書かれているようで、私はこういう音楽以外についての文章の方に興味があります。
この音楽家の名前は、アンリエット・ピュイグ=ロジェで、私は初めて聞きました。新聞に顔写真が掲載されていましたが、穏やかそうな表情の方です。
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