第4回神戸国際フルートコンクール入賞者披露演奏会

日時:1999年1月29日(金) 会場:神戸新聞松方ホール
演奏者:ケルステン・マッコール(第1位)・ヘンリック・ヴィーゼ(第3位)・ジュリエット・ユレル(武満作品最優秀演奏賞)

プログラム:プロコフィエフ:ソナタ ニ長調(J.ユレル) ・J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタBWV1032(H.ヴィーゼ)
武満徹:ヴォイス(J.ユレル) ・J.S.バッハ:無伴奏フルートパルティータBWV1013(K.マッコール)
ブーレーズ:ソナチネ(K.マッコール)
アンコール:J.カステレード:笛吹きの休日の第3楽章、第2楽章


ひとつのコンサートで、3人のフルーティストがそれぞれソロで演奏するコンサートを初めて聴きました。3人同時に聴くと、それぞれのフルートの音色の違いがとてもよく分かって良かったです。

一番印象に残った曲は、武満徹作曲の「ヴォイス」です。これは、フルートを吹きながら声を出したり、声だけを出したりとこんな吹き方をする曲があるんだな、と少しびっくりしました。とても個性が出る曲で、聴いていてとても面白かったです。今回は女性の方の演奏でしたが、男の人だと声が全然違うので、曲の雰囲気もずいぶん変わるんだろうなあ、と、聴いてみたくなりました。

アンコールは3本のフルートアンサンプルでした。3人がむきあって、演奏する姿はひとつになっているなあ、という感じがしてとても好きです。

このコンサートは自由席で、立ち見が出ていました。私も開演15分前に行ったときに、すでにたくさんの人がいて座れるかどうかと一瞬心配しましたが、なんとか座れて良かったです。3人のフルーティストのフルートが聴けてとても贅沢な楽しいコンサートでした。
神戸新聞松方ホールも初めて行きましたが、なかなかいいホールでした。
関連リンク集 神戸新聞松方ホール
神戸国際フルートコンクールについて

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