CD「ニールセン:フルート協奏曲ほか」
>> COMMENT
ニールセン:
・フルート協奏曲 FS.119
エマニュエル・パユ(フルート)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル(指揮)
・クラリネット協奏曲 Op.57
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サイモン・ラトル(指揮)
・管楽五重奏曲 Op.43
エマニュエル・パユ(フルート)
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
シュテファン・シュヴァイゲルト(バスーン)
ジョナサン・ケリー(オーボエ)
ラデク・バボラーク(フレンチ・ホルン)
●国内盤のブックレットには、木幡一誠さんの充実した文章が掲載されています。
まず、「パユ、マイヤー、ラトル、そしてBPOのニールセン」というタイトルで、P.3からP.6まであります。パユがニールセンのフルート協奏曲を、絵画に例えたコメントからはじまります。パユが演奏する第1楽章のカデンツァについてもふれられています。
あとは、使用されたバージョンについても書かれています。従来の録音と比べると、独奏パートに若干の差異があることの理由です。何小節目のこの音が違うと、とても詳しく書かれています。
次に、「収録作品について」P.7からP.16までです。これを書くにあたって参考にした参考文献がいくつか書かれています。Jack Lawson著「Carl Nielsen」や、David Fanning 著「Nielsen Symphony No. 5 」などです。
そして、5人のプロフィールと、ラトル、ベルリン・フィルのプロフィールが書かれています。プロフィールだけでも、かなりの長さです。
・レコード芸術2007年11月号 特選盤