福田進一さんの公式ブログを読んでいると、ジャン=ギアン・ケラス演奏の「バッハ:無伴奏チェロ組曲」のCDをおすすめしてあり、その文章を読んで、このCDが欲しくなりました。おすすめ文は短いですが、とても欲しくなってしまったのです。
それで、どういう文章が買いたいと思わせられるのか考えてみました。最近はブログで誰でも簡単に、情報発信できますので、個人のCD評のようなページもたくさんあります。CDについて、長文で詳しく説明してあっても、まったく聴きたいと思わない文章もあります。
例えば、CDではなく本の紹介ですが、雑誌「音楽の友」には、いつも本の紹介があります。1冊についてけっこう長い文章がついていますが、私はこれを読んで、その本を読みたいと思ったことがありません。長い文章の方が、情報量が多いわけなのに、まったく欲しくならないのは、不思議なくらいです。