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漫画 アーカイブ

2008年11月01日

ルードウィヒ・B

 芸術新潮 2008年 11月号は、手塚治虫さんの特集でしたので、読んでいました。そこに、手塚治虫さんの未完の遺作のひとつである「ルードウィヒ・B 」について、書かれている箇所がありました。

 「ルードウィヒ・B」に登場するモーツァルトのセリフが掲載されていました。「新人というのは、自分が一番書きやすいものを持ってくる。でも、こちらからこのテーマで書きなさいと言うと、とたんに閉口する。それがその新人の実力なんだ」

 このセリフには、ぎくりとなりました。「ルードウィヒ・B」という作品のことも、今回初めて知りました。読みたくなりました。

2008年11月22日

「マエストロ」

 さそうあきら著の漫画「マエストロ」を読みました。クラシック音楽を題材にした漫画一覧に、この「マエストロ」が出ていて、全3巻ということでしたので、買いました。タイトルの通り、指揮者の物語です。あるオーケストラがスポンサーの都合でなくなってしまい、ひとりの指揮者にメンバーが集まり、コンサートを開くまでのお話です。

 ひとりひとりの奏者についてのエピソードがいろいろと語られていきます。このひとりひとり語っていく方法が、とても良かったです。フルート奏者の出番が多いのも、フルートを吹く私には嬉しかったです。「フルートとたくあん」というエピソードがありますが、これから自分がたくあんを食べる時に、その音を意識して聞いてしまいそうな気がします。

 個々のエピソードは、弦楽器奏者よりも、管楽器奏者の方が多いです。私は、フルート以外では、ティンパニー奏者のエピソードが印象に残りました。私は、このマンガは、けっこう気に入りました。

2009年09月05日

のだめカンタービレの描写

 こちらのページで、「のだめカンタービレ」の海外に舞台をうつしてからの描写について読んで、いつもなるほど、と思っています。私は、実際を知りませんので、読んでいてとても参考になります。

 私は、「のだめカンタービレ」は、海外に舞台をうつしてから、少し単行本を買って、その後は買わなくなってしまいました。千秋が指揮者としてやっていく場面を読んでいて思ったのは、挫折がなく順調に行き過ぎているな、ということです。

 物語としては、底から上へとのぼっていく最中が一番面白いのですよね。ですから、ある程度のぼって安定してしまうと、ストーリーとしては面白くなくなってしまいます。まあでも、「のだめカンタービレ」は、映画を製作するとのことですので、映画づくりはがんばってほしいです。

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