今、読売新聞の「時代の証言者」というコーナーで、作曲家の一柳慧さんが、連載されています。私は、「時代の証言者」のコーナーは、ほとんど読んだことがありませんでしたが、一柳さんは、フルート曲「忘れ得ぬ記憶の中に」を作曲されていましたので、読もうと思いました。
9月1日付けの記事は、一柳さんのお父さんがチェロ奏者で、NHKのラジオ番組に出演された時のことが書いてありました。演奏されたのは、B29爆撃機が頭上を通過する時のブーンという音。チェロ4,5人で弾くとそっくりの音がでるそうです。
チェロにこういう音を演奏させるとは、今では考えもしません。演奏される方は、どういう気持ちだったのだろうと思います。