毎日新聞で、樫本大進さんがベルリンフィルのコンサートマスターへ、という記事を見ました。何も知らずにこの記事を見ていたら、びっくりという感じだったと思います。でも、デジタルコンサートホールの5月17日分で、コンサートマスターの席に樫本さんがいらっしゃいましたので、この記事にはさほど驚きませんでした。これから試用期間が始まるということですし。
このデジタルコンサートホールも、私は生ではなく、後で見ます。ですから、これを見る前にも、いろいろなブログで、「樫本さんがいた」というのをまず読んでいました。読んでいなかったら、デジタルコンサートホールを見ても、樫本さんだということに、私は気がつかなかったかもしれません。
私が見るときには、まずフルートを見て、後は音が聴ければいいという感じで、見るのはおおざっぱなのです。樫本さんの姿が、これからのデジタルコンサートホールで見られるということですね。楽しみです。
7月30日付け日本経済新聞夕刊の1面に、白寿ホールが眠っても構わないという「リクライニング・コンサート」を開催している、という記事が出ていました。
眠っても構わないという発想には感心しました。コンサートの客席では、しゃべってうるさくするよりは、眠って静かにしている方が、ほかの人に迷惑がかかりませんから、眠っても静かなら、それでいいのだと、思います。
私は、白寿ホールという名前自体を今回初めて聞いたと思います。東京には、本当にたくさんのコンサートホールがあるのですね。
事業仕分けで、クラシック音楽への予算が削られるということに反発して、記者会見を開いていますね。予算削減を反対する署名集めもしているようです。こういうのを見ていると、お金をもらえて当然という考え方が元にありますよね。お金をいただけることに対しての感謝の気持ちが全然感じられません。お金をいただく側がどうしてこんなに偉そうなのでしょうか。
「プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業」のことを、言っていますが、私は小学生の頃に、プロのオーケストラが出張演奏に来てくれたことなど、一度もありません。こういう活動を実際にしているという新聞記事なども見たことがありません。
そもそも自分が稼いでいるのではないお金をあてにしているのがダメだと思います。
2月4日付け読売新聞夕刊に、「リッチな空間 女心くすぐる」というタイトルで、西宮阪急のドレスコーナー「TADASHI」のことが出ていました。もともとは、兵庫県立芸術文化センターに出演するプロを念頭にしていたコーナーらしいですが、今は主婦が7割をしめるそうです。
新聞記事には、ドレスを試着しているカラー写真が出ていますが、たしかに鏡も大きくて、こういう試着をすると、ドレスを買ってみたくなるな、と思いました。
昔は、女性演奏家のコンサートに行くと、前半と後半でドレスを変える人がけっこういて、お金がかかっているな、と感心したものでした。私は、最近はクラシックコンサートに行くことが、かなり減ってしまいましたが、コンサートのドレス事情は、今はどんなものなのでしょうか。ドレスを見るのも、コンサートに行く時の楽しみのひとつでもあります。
4月15日付け日本経済新聞の夕刊1面で、デジタル名刺「ポーケン」のことを初めて知りました。たしかに、初めて会った人に、メールアドレスなどを伝えたい時、紙で知らせたとしても、実際にパソコンに向かう人は少ないだろうな、と思っていました。
このポーケンなら、USBなので、それが楽にできます。デザインもいろいろあります。外国生まれなので、デザインは日本的ではありませんが、それはそれで面白いです。ポーケン-ROCK STARというのもあります。
クラシック音楽関連のデザイン、例えばピアニストなどもあればいいのに、と思います。
数人のブログに、10月8日付の朝日新聞に出ていたコンクールについての記事の感想が書かれていましたので、その記事を読みました。
聞く者からすると、コンクールでの上位入賞は、その演奏家を知るためのきっかけです。その演奏家を好きになるかどうかは、実際に演奏を聴いてみて決めます。でも、きっかけがなければ、その人の演奏を聞くこと自体がないわけです。
それにしても、今は本当にコンクールの数が多いですね。新聞で、「日本人演奏家がこの国際コンクールで上位入賞」の記事を見た時の感想は、「日本人が上位入賞とはすごいな」というよりも、「こんな国際コンクールがあったんだ」という方が多いです。
3月11日に起こった大地震には、驚きました。私のところでは、震度3でしたが、揺れている時間が非常に長かったので、怖かったです。電力の点やそのほかのことでも、これからが大変ですね。
地震によって、中止や延期になったコンサートの情報は、チケットぴあのサイトでも、見ることができます。
朝鮮日報に、「日本で韓国人クラシック演奏家公演激増のワケ」という記事がありました。
私にとって、印象が強い韓国人演奏家は、ピアニストのソン・ヨルムさんです。彼女は、先日のチャイコフスキーコンクールでの入賞の他に、クライバーンコンクールでも、入賞していました。クライバーンコンクールの時は、入賞者がアジア人に集中したので、そのことについて聞かれると、「私は、地域でそのようにくくって考えるのは好きではありません」と答えていました。その強気ぶりが印象に残っています。
私は、韓国人の器楽奏者のコンサートに行ったことはありませんが、聞いてみたいなという気持ちにはなっています。
EMIが分割買収されるというニュースを読みました。ビートルズもEMIからレコードを出していたのですね。
今のご時世、買収されるという話はたくさんありますが、EMIが買収されるとなると、いろいろな想いがめぐります。パユは、EMIからCDを出していました。
買収された後は、具体的にどのような状況になっていくのでしょうか。
先日の新聞記事に、「小澤征爾さんが病気でも、頼らざるをえない」という内容のことが書いてありました。その記事中に、「小澤征爾さんのCDの売れ行きはやはりダントツに多い。小澤征爾さんのCD「奇蹟のニューヨーク・ライヴ」は、今までに7万枚売れている。人気のある佐渡裕さんでも、CD「ベルリン・フィル・デビューLIVE」は、売れているのが18,000枚」と、ありました。
でも、佐渡さんのベルリン・フィルデビューは、DVDもブルーレイも出ましたから、映像版を買って、CDは買わなかった人も、多分いますよね。DVDとブルーレイが実際に、何枚売れたのかは知りませんが、DVDとブルーレイも出たので、CDはこれぐらいの枚数なのだと思っておくことにします。
佐渡さんが、ベルリン・フィルにデビューしたことは、普通のニュース番組でも流れていましたし、けっこうお祭りのような感じでしたので、正直なところ、この記事を見たときには、CDの販売枚数が少ないな、とは思いました。もう少し売れて欲しいですよね。
5月18日金曜日の読売新聞夕刊を読んでいると、ブリアコフの新譜のジャケット写真が、パッと目に入りました。クラシックのCDが4枚紹介されているうちの1枚でした。特選盤になっていました。
このCDは、私も買いました。ブリアコフの音は、とても好きです。私がブリアコフの演奏を初めて聞いたのは、2001年の第5回神戸国際フルートコンクール本選でした。その時から、ブリアコフに魅力は感じていました。
このCDは、曲目解説が日本語で書いてあります。外国のフルーティストのCDは、たいてい輸入盤ですので、日本語を見て、少しびっくりしました。とてもいいCDです。
今、読売新聞の「時代の証言者」というコーナーで、作曲家の一柳慧さんが、連載されています。私は、「時代の証言者」のコーナーは、ほとんど読んだことがありませんでしたが、一柳さんは、フルート曲「忘れ得ぬ記憶の中に」を作曲されていましたので、読もうと思いました。
9月1日付けの記事は、一柳さんのお父さんがチェロ奏者で、NHKのラジオ番組に出演された時のことが書いてありました。演奏されたのは、B29爆撃機が頭上を通過する時のブーンという音。チェロ4,5人で弾くとそっくりの音がでるそうです。
チェロにこういう音を演奏させるとは、今では考えもしません。演奏される方は、どういう気持ちだったのだろうと思います。