2006年のトリノ五輪の開会式で歌ったパバロッティの演奏は、事前録音したものだったというニュースが流れました。私は、このこと自体よりも、今この話を暴露した指揮者の方が、問題だと思います。2年も経過して、パバロッティがお亡くなりになった今になって、どうしてこの話を持ち出したのでしょうか。
トリノ五輪では、日本にとっては、荒川静香さんの金メダルが、唯一のメダルでした。荒川静香さんがフリーの演技で使った音楽は、トゥーランドットで、「開会式でのトゥーランドットの演奏を聴いた時、運命を感じた。」というコメントも出ていました。ですから、今このニュースを聞くと、「あれっ」という気分になってしまいます。
それにしても、私は開会式を見ていませんが、オーケストラの人たちも、演奏するふりをしていたとは、演奏するふりなんてできるものなんですね。それにも驚きました。