2012年10月21日

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」をやっと読みました

 「小澤征爾さんと、音楽について話をするは、4月に買っていましたが、今まで積読になっていました。私は、本はだいたい電車の中で読みますが、これは、300ページを超える本で、持ち歩けなかったからです。

 今、やっと読み終わりました。「ライブ録音をCDにする時には、雑音を消去して、CDにした」とか、こうして聞かなければ分からないお話が満載で、とても面白かったです。ほかに、印象に残っているのは、小澤さんが、ベルリン・フィルの練習で、打楽器奏者が笑い出したのに、腹が立って、指揮をキャンセルしようとしたけれど、飛行機の乗り継ぎ便を調整しているうちに、なだめられた、というお話です。

 「えっ」と、思うようなお話はまだまだあるのでしょうね。私は、CDをバックミュージックのように流して聞いていることが多いですが、この本をしっかりと聞かなければという気持ちになります。

2012年10月13日

ドラマの中の音楽家

 アメリカドラマ「メンタリスト」第3シーズンの第22話を見ました。この回は、殺されたのがオーケストラのコンサートマスターで、犯人はオーケストラの中にいるということで、オーケストラの演奏風景がよく出てきました。

 ドラマでのオーケストラの場合、本物の音楽家の中に、俳優さんがまざります。それで、オーボエ奏者役の俳優さんが、私は、「全然オーボエ奏者らしくないな」と思いました。もう少し、それらしい俳優さんなら良かったのに、と感じていました。

 それにしても、こんな理由で人を殺していたら、世の中殺人だらけになってしまいます。「メンタリスト」の人気は、主役のサイモン・ベイカーの魅力によるところが大きいですが、「動機がちょっとこれは」と感じることが多いです。

2012年10月06日

潤みどX千住真理子

 通販生活のコスメマガジン「スワロージュ2012年秋冬号」を見ていましたら、肌型セラミドクリームのページに、千住真理子さんが掲載されていました。「私は練習中、メイクはおろか、保湿クリームもつけません」とのことでした。

 管楽器の場合には、口が直接楽器につきますので、メイクはしないものかな、と思っていましたが、ヴァイオリン奏者の方も、化粧しないものなのだな、というのはこの記事で初めて知りました。「化粧品の油分が楽器に落ちたら、音が変わってしまうから」とのことです。

 「練習中」ということは、本番ではまた違うのかな、とか考えてしまいました。私は、化粧品にそれほど興味はありませんが、こういう記事を読むのは、楽しいです。

2012年09月28日

韓国のフルート雑誌

 韓国のフルート雑誌「flute & flutist vol.62」を買いました。買った理由は、表紙が、Erin J.Bouriakovだったからです。日本以外のフルート雑誌を買ったのは、これが初めてです。

 外国のフルート雑誌を一度、読んでみたいな、と思っていましたが、その最初は韓国でした。この雑誌のバックナンバーを見ていると、表紙は、ほとんど韓国のフルーティストのようです。

 日本のフルート雑誌「ザ・フルート」の表紙は、ほとんどが外国のフルーティストです。たしかアンケートでも、「もっと日本のフルーティストを表紙にしてほしい」という意見があったと思います。この意見は、もっともですね。日本の雑誌なのに、外国人の表紙の方が多いというのは、世界全体から見て、珍しいのかもしれません。

2012年09月22日

公開リハーサルを見に行きました

 9月21日の、新イタリア合奏団とアンドレア・グリミネッリのコンサートに、公開リハーサルがついていましたので、リハーサルも見に行きました。リハーサル中は、演奏家の皆さんがけっこうお話されていましたが、イタリア語でしたので、何をお話されているか全然分かりませんでした。

 もしも、お話の内容が分かったら、面白く見れただろうに、と思います。演奏家の方が、リハーサルの途中で、ひとり、ひとりと客席に来て、音を聴かれていました。最初は、合奏団の方のみで、リハーサルがはじまってから、1時間近く経過してから、ようやくグリミネッリが舞台に姿を見せられました。

 私は、それまで半分寝ていましたが、グリミネッリが登場されてから、目が覚めました。公開リハーサルをお客さんに見せるのは、特別なイベントですが、言葉が分かるリハーサルなら、とても価値があると思います。

2007年3月3日までの音楽エッセイ